セクハラと責任

弊社のニュースレター(インテリジェンス12月号)に、セクハラと責任をテーマにしたクイズを出題しました。

□ 出題の背景

E社・社長のセクシュアルハラスメント(以下、「セクハラ」と記します)がニュースになりました。同社では昨年も経営トップのセクハラが起きたことから、セクハラの再発防止に注力していたようですが、それでも起きてしまいました。

セクハラが起きる背景には、セクハラの定義や成否に偏り、どのような責任を負うことになるかについて具体的な知識が乏しいことがあるとの指摘もあります。そこで、今回はセクハラで“負う責任”を取り上げることにしました。

問 セクハラに関する以下は記述であるが、妥当なものはどれか(回答は1つです)。

#1 完全に酩酊し、記憶も判断能力もない状態でのセクハラについては、刑事責任は免れることができるが、民事責任は免れることはできない。

#2 セクハラが暴かれたことで業績が悪化したとしても、その業績悪化に関する賠償責任までは負うことはない。

#3 カラオケで歌っている女性社員を抱きかかえた。目的は、カラオケの場を盛り上げるためのもので、女性社員に対する性的な意図は全くなかった。また、抱きかかえたのは一瞬で女性社員はケガをしなかった。こうしたケースでも犯罪として刑事責任を追及できる。

#4 警察に告訴し、あるいは被害を届け出て刑事責任を問う場合に限っては、慰謝料等の民事責任の追及を刑事責任の追及と並行することはできない。